河口(かわぐち)の稚児舞   山梨県指定無形民俗文化財

日時 平成15年7月28日(月) 10:00〜17:00 ※毎年同日に奉納
場所 河口浅間神社(山梨県河口湖町河口)
交通 富士急行河口湖駅より甲府駅行きバス、河口郵便局前下車


※露出をちゃんと調整しなかったため写真がかなり暗めです…

祭りの正式な名称は太々御神楽(おだいだい)祭。詳しい歴史については富士河口湖町HP内のこちらのページが参考になります。
いきなりですが遅刻しまして、現地に着くと既に舞っている最中でした。
舞うのは全部で七人。衣装は独特で、神社のしおりによると
 氏子中の両親の健在な七、八歳の童女で、衣装は白衣の上に()千早(ちはや)差祓(さしぬき)をまとい、上には錦の陣羽織、緋の襷を懸け、頭には誠を捧げる意味の熨斗紙(のし がみ)を着しその上に舞瓔珞を戴く。
だそうです。

舞は五種類。年長者から全員がすべての舞を舞います。伴奏はどの舞も笛が二、羯鼓が一、太鼓が一。
どの舞も奥のほうを向いて舞うのでなかなかシャッターチャンスが…。まぁ神様に奉納するものですからね。
最初は御幣の舞です。次の扇の舞とともに二人ないし三人で舞います。

拝殿 御幣の舞 御幣の舞

二番目は扇の舞。
一回舞い終わるごとに深々と礼をします。

扇の舞 扇の舞 扇の舞 扇の舞
礼

ここで昼休み。真ん中の2枚は、本殿脇のお守り売り場の女の子です。

休憩 売り子さん 売り子さん お化粧

昼休みが終わって、三番目は剣の舞。これだけが一人舞でした。

剣の舞 剣の舞 剣の舞 剣の舞

四番目は八方の舞。これは二人舞でした。
途中休憩が入って、手早く前掛けみたいのを着けてアイスクリームを食べてたのが微笑ましかったです。
外は真夏なうえに重ね着してますから、相当暑かったでしょうね。

八方の舞 八方の舞 八方の舞 八方の舞
おやつ 後ろ姿

最後は全員で舞う宮めぐりの舞です。文字通り、ロ形の本殿を時計回りにめぐります。

宮めぐりの舞 宮めぐりの舞 宮めぐりの舞 宮めぐりの舞
宮めぐりの舞

すべて舞い終えたのは午後5時少し前。記念写真を撮っておしまいです。

記念撮影 記念撮影 鳥居

五つの舞を舞って、待っている間は正座している女の子も大変でしょうけど、それをずっと後ろで見守っているお母さんたちも大変そうでした。
観客はアマチュアカメラマン数名と、最初の頃に幼稚園児が集団で来襲(笑。あとで見たら境内に幼稚園がありました)それに地元のお年寄りや 子供がちらほらと。全体的にのどかな雰囲気でした。

ちなみにこの稚児舞は4月25日の例大祭(孫見祭り)でも奉納されますが、このときは御幣の舞、扇の舞、剣の舞の三種類だけだそうです。
(参考:富士山NETより河口浅間神社・稚児の舞

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