日時 平成16年4月3日(日) 13:00〜14:00
場所 香取神宮(千葉県佐原市)
交通 JR成田線・佐原駅より香取行きバス15分、終点下車
日本三大御田植祭のひとつ(あと二つは住吉大社と伊勢の伊雑宮)として有名なお祭りです。
香取神宮のそれは初日の耕田祭と二日目の田植祭からなりますが、行ったのは初日のほうです。
なお一部HPなどでは開始時間が2時からになっていますが、正しくは1時からです。
この日も2時ごろ来て「もう終わったんですか?」と聞いている人が何人かいました。
ちょうど桜が満開で、人が一杯。この紀行ではいつも小さな神社を紹介してきましたが今回は格が違う感じですね。
12時ごろ、会場の拝殿前に着くと四神旗が掲げられるなど準備の最中でした。置いてある太鼓を子供がぺたぺた叩いたりしてのどかな雰囲気(笑)
楼門の両側には四本ずつ、計八本の傘が立てられています。傘には「田司」「田駒」などと書かれ、木の葉と花弁を貼った紙が垂れ下がっている独特のもの。祭で重要な役割を果たします。
祭が始まる前に傘はいったん石段を降りて、稚児らとともに改めて入場します。
私もいったん戻って、「稚児受付・所役控室」と書かれた門の前で登場を待っていたんですがなかなか出てこない…。
結局一時ちょうどに行列が出発。
太鼓、仮面を被った三人、鎌・鋤・鍬役の人、傘の下で父親に肩車された稚児八人、田舞の歌い手と舞い手、早乙女と続きます。
お稚児さんは頭より大きそうな帽子のようなものををかぶっています。田舞の子は背中に花笠(笠かどうかわかりませんが)を背負っています。
その間に会場ではもう式典が始まっていたようです。
入場が済むと、まず納曽利(なそり)・大悪魅(おおべしみ)・姥(うば)の三神が稚児の前をお払いして歩きます。
その後本物の牛が出てきて場内を一周します。人が多くてよく見えませんでしたが…
さらに、鎌・鋤・鍬を持った人が四隅で耕す仕草をします。
それが終わるといよいよメインの(?)田舞になります。舞うのは小学校高学年ぐらいの女の子八人。
最初は向かい合って、その後輪になって舞います。手の動きがあるぐらいでわりと単純な振り付けのようです。
田歌を歌うのはもう少し年上らしい四人です。マイクを通しているんですがちょっと頼りなさげ。恥ずかしいのかもしれませんけど…
次に早乙女(乙女といってもかなりご高齢です^^;)が歌に合わせて田植の仕草をします。
最後にお稚児さんを代表して二人が神前に進み出て、さらにいくつかお供え?などがあって終了。テキパキと進むので全部で一時間弱でした。
拝殿の脇には苗が置いてありました。おそらく翌日の田植祭で使うのではないでしょうか。
田植祭は見に行きませんでした。あいにく雨でしたが、どんな感じだったんでしょう?