日時 平成18年6月4日(日)13:00〜15:00 ※毎年6月第1日曜日
場所 諏訪大社上社本宮(長野県諏訪市中洲)・藤島社(同神宮寺)
交通 JR中央本線上諏訪駅よりバス「諏訪市博物館」または「神社前」下車
この日は快晴でした。早めに現地に着いたので、参道手前の諏訪市博物館にある足湯で寛ぐ(笑)
上社本宮の境内の四隅には有名な御柱が建てられています。
正午過ぎに一之御柱の下で「足長剛勇太鼓」の演奏が始まりました。
その後、早乙女の人たちが奥から登場。10〜20代の女性23人とのことでした。
赤を基調にした、それぞれ違う柄の帯が豪華です(なんでも早乙女装束のうち帯だけは自前らしい)。
12時40分頃から式の準備が始まりました。参列者がかなり多くて、手水をかける巫女さんも大忙しです。
その後一同が整列して、午後1時からの拝殿での奉告祭に向かいます。これが結構長い。
見物人は外から眺めるしかなく、1時半に奉告祭が終わるまで手持ち無沙汰に。
拝殿横の石段で記念写真を撮った後、一行は約400メートル離れた藤島社に向かいます。
斎田のある藤島社では田楽太鼓(さきほどの足長剛勇太鼓の子供達だったそうです)が囃されていました。
続いて藤島社での神事。献餞やお祓いなどがあって、巫女さん二人による田舞となります。
巫女さんは緋襷をかけ、早苗を足元に置きます。田植の仕種など、手の動きが細やかでした。
男性の神職が歌う田歌は他でも聞き覚えがある旋律でした。「百万石〜」という歌詞があったりして8分程度と結構長かったです。
2時15分ごろ、やっと御田植になります。斎田には苗が4分の3ほど植えられていて、残りを手植えします。
23人の早乙女さんが整列し、恐る恐る斎田に足を踏み入れます。
白衣の耕作長が大声で早乙女さんに指示したり、周りの参列者のお年寄りたちがあれこれ口出しして賑やか(笑)
皆だんだん慣れてきて、最後に後ろ向きになって植え終わり、斎田から上がって一礼します。
2時45分ごろ、田植を終えた一行は本宮に戻ります。早乙女さんは参道入り口の水場で足を洗います。
その後大鳥居前でめいめいが写真を撮ったりして解散となりました。
せっかくここまで来たので、前宮まで歩いて行ってみることに。こちらにも四隅に御柱があります。
前宮には巫女さんはいませんでしたが…
藤島社もそうでしたが、道端の小さい祠にもみな四周に小型の柱が立っています。
道中には大きな蔵屋敷があったり市境には謎の御幣(?)が飾られていたりと、やはりただならぬ雰囲気のあるところでした。