箱根延年

日時 平成19年9月16日(日)10:00〜11:10
場所 鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市雪ノ下)
交通 JR横須賀線・鎌倉駅東口より徒歩10分



箱根神社御鎮座一二五〇年記念行事として今年復曲されたもの。
鎌倉時代から818年ぶり、演じるのはすべて箱根在住の人で構成される「箱根山・延年の会」の皆さんだそうです。
8月1日に箱根で初演されたときには観られなかったのですが、かつての例に倣って鎌倉で奉納されると聞いて行くことにしました。

鶴岡八幡宮は例大祭の最中で賑わってました。天気も快晴で暑いくらい。
10時15分ごろ、出演者一同が舞殿に上がってまず「舞台清祓」になります。

入場 整列 清祓 囃子

以下、当日頂いたパンフレットに従って紹介します。

序、万巻上人の来臨を待つ

白衣緋袴の女の子たちが村人役で登場。金色の御幣を持った二人が前に出ます。

村人 村人 村人 村人

一、御阿礼(みあれ)

箱根三神が登場し、舞を舞います。
法体は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、本地は文殊菩薩。
俗体は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、本地は弥勒菩薩。
女体は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、本地は観世音菩薩。舞は豊栄の舞のようでした。

万巻上人 彦火火出見尊 彦火火出見尊 彦火火出見尊
瓊瓊杵尊 瓊瓊杵尊 瓊瓊杵尊 瓊瓊杵尊
木花咲耶姫命 木花咲耶姫命 木花咲耶姫命 木花咲耶姫命

二、九頭(くず)の龍神と湖水祭の由来

毒龍が子分を引き連れて登場。

とんぼ返りがあったりして派手に斬り合います。上人が祈願して龍を調伏し、最後は龍神になります。

毒龍 村人 龍退治 龍神

三、延年の約束

万巻上人が延年の芸能を村人に与えて消え去る。
また舞があり、だんたんテンポが早くなって一同が輪になります。

舞 舞 舞 舞
舞 整列 万巻上人 おしまい

11時10分ごろに終了。あとは記念撮影をしていました。

舞殿 記念撮影 退場

色々みどころが多くて楽しかったです。
復曲にあたったのは能楽師の方だそうですが、パンフによると「能狂言そのものにはしない」ということだったそうです。
確かにいろいろな要素が入っているように思えました。お囃子も鼓や笙があったり多彩でした。
まだ小さな子も頑張って演じていたので、これからの成長が楽しみですね。

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